February 14, 2010, 11:07 pm
フランスに住んでいてよかったと思うことの一つが、バレンタインデーの日。日本のように女性から男性にチョコレートという習慣は全くありません。フ ランスでは女性が男性から花を贈ってもらったり、食事に連れて行ってもらったりと優遇されます。
我が家では毎年恒例、ル・ノートルのディナーです。こんな日にレストランに行ったら疲れてしまうに違いないということで、いつも主人が サプライズでル・ノートルでおいしそうなものを選んできてくれるのです。今年も、私の好きなものばかり買ってきてくれた!


まずオードブルはいろんな野菜の詰まった野菜のミルフィーユ(左上)。
そして大好物エビ!おいしそうだなあといったら、追加でメニューに入れてくれた(ラッキー!)。
メインは、以前にも食べたことのあるチキンときのこソース。
デザートはこれまたフレッシュクリームたっぷりフルーツのムースケーキ。
ル・ノートルのメニューは本当脂っこくなく、しつこくなく、お腹にももたれなく、
とてもヘルシー。たくさん野菜を使っているのが特徴。
そして今年の花はチューリップでした。まだつぼみの状態でこれから花が開くのが楽しみです。フランスに 住んでいてよかった・・・・。
February 16, 2009, 11:27 pm
今年のヴァレンタインデーも、ル・ノートル。毎年恒例となってきました。レストランに出かけるのもいいけれど、うちでのんびりとおいしいものが食べ られるのが一番。仕事などでなかなか時間が取れないため私たちには欠かせないお店です。
どれでも好きなものを頼んでもいいよと言われ、選んだ今年のメニューは、

左から、クルジェット(ズッキーニ)、サーモン、オマールの前菜。

左、メインディッシュのきのことチキン、真ん中、デザート(フレッシュクリーム!)、
そしてヴァレンタインデーにル・ノートルからのギフト、マカロン詰め合わせ!

そして主人からのブーケです。
食べ終わった後、しばらく動けませんでした。。。日本と違って、こちらでは男性から女性に贈り物をするのですが、本当にフランスでは女 性が優遇されているなあとつくづく感じてしまいます。そして、チョコレートを送るという習慣は見ての通りまったくありません。チョコレートがなくてもヴァ レンタインデーは成立します。日本の習慣がとてもユニークに見えてきますね。
May 23, 2004, 10:46 pm
ヴァレンタインデーの歴史
3世紀のローマ時代、皇帝Claudius(クローディアス)は、強力な軍隊をつくるため、多くの男性が入隊してくることを期待してい ました。しかしその思いとは逆に、男たちは戦争で戦うことを拒み、また彼らの妻や家族を後に残したくないと願っていました。そこで皇帝は、もし男たちが結婚をしなければ、家族のことを心配する必要がなくなり軍隊に参加するであろうと考えました。そして全ての結婚を禁じてしまいました。
しかし、当時、ローマで司祭をしていたValentine(ヴァレンタイン)は、この新しい法律に反対で、それ以降も多くのカップルを 教会で結婚させていました。
ある日のこと、結婚式を行っている最中、ヴァレンタインは軍隊に見つかり捕らえられてしまいます。彼は牢獄に入れられ、死刑を宣告されます。
そんな中、思ってもみないことが起こりました。多くの人々がヴァレンタインを励ますためにこの牢獄を訪れたのです。人々は花や励ましのメッセージを窓に向かってなげ、彼らが、ヴァレンタインのように愛を信じているということを伝えたのです。
その訪問者の中の一人に、ある少女がいました。彼女は牢獄看守の娘で、ヴァレンタインのいる部屋まで行くことを許されていました。彼女 はヴァレンタインを励まし、またヴァレンタインが皇帝を無視し結婚行事をとり進めたことを正しいことだったと賛成してくれました。そして死刑が実行される その日に、ヴァレンタインはその少女に感謝のメッセージを残しました。そして、そこには、”Love from your Valentine” とサインがしてあったのです。
これがヴァレンタインの日に愛の告白をするようになった習慣の始まりだったのです。このメッセージは、紀元前269年2月4日に書かれ ています。

司祭ヴァレンタイン

ヴァレンタイン教会
日本のヴァレンタインデー
昭和11年頃、戦前にモロゾフというお菓子屋さんが最初に日本でヴァレンタインデーの広告を出したそうです。しかし、その後戦争をむかえ、その定着にはいたりませんでした。昭和30年には、デパートで、単に恋人が贈り物をする日として宣伝を開始しましたが、それでもまだに日本の習慣にまではなりませんでした。そして、昭和33年になり、あるチョコレート会社の営業主任がヨーロッパの知人からヴァレンタインの話を聞き,新宿伊勢丹でキャン ペーンを試みました。しかし、これも最初の年はたったチョコレート5個、170円分の売り上げにしかならなかったそうです。結局、このヴァレンタインデー という習慣が日本に定着するのは、昭和50年まで待たなけらばなりませんでした。そして現在義理チョコから本命チョコまで、なんと8割の女性が3人以上の男性にチョコレートを贈っているそうです。そして20代独身女性の6割が、6人以上に贈り、全世代では平均4~5人に贈っている計算になるそうです。

フランスのヴァレンタインデー
一方フランスでは、どちらかというと日本の逆で、男性が女性に花やメッセージカードなどの贈り物をするそうです。また、その代表的な花 といえば、バラが一番好まれるようです。こちらの人は、普段でもよく花を買うなというのが私の感想です。また、最近では、携帯でヴァレンタインデーのメッ セージや写真を送るサービスなどが新しくその文化に取り込まれています。一枚の紙切れがここまで進歩したなんて、きっとヴァレンタインもビックリしていることでしょう。そして、ヴァレンタインデーの日には、カップルはデートをして、男性が雰囲気のいいレストランに女性を招待するというのが一般的だそうで す。ですから、日本とは男女の立場が全く異なります。こちらの人にはまず、日本ではどうして女性が贈り物をするのかが不思議に感じられるそうです。そし て、日本のように告白の日というよりは、カップルの日であり、本命や、義理チョコという存在が不思議に感じられるのも当然です。もちろんフランスにも、日本人と同じようにこの日を告白の日として利用する人もいるそうですが、なぜチョコレートが必要なのかということも不思議でしょうね。ちなみに我が家のヴァ レンタインデーもお花とプラスどこかに食事に連れて行ってもらいます。チョコレートももらうことがありますよ。でも私は何もしなくていいんです。

現在のヴァレンタインデーは商業的なカラーが濃く、特に日本のそれは義理などという言葉を付け加えどんどん本来の意味からかけ離れていっているような気がします。最後まで愛を信じてこの世を去ったヴァレンタインを象徴するこの日、何とか売り上げを上げようと躍起になっているお店とそれに引っかかって大量購入する女性たち。なんだか悲しいですね。