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無礼なフランス人

気がつけばもう7月。先月は倒れそうなくらい忙しい毎日でした(現在も進行中ですが)。4年ほどエッフェル塔を眺めながら暮らしてきましたが、この 度住所が変わることになり毎日片付けに追われています。新しいアパートは静かで環境の良い場所。ついに16区脱出が実現できました!町の中がきれい(糞が 少ない)。町のあちこちに、犬の糞用ビニール袋が無料で配布されています。

以前16区に住んでいると言ったら、あるフランス人に「16区のパリジャンは夜犬の散歩に出かけるから、朝糞だらけだろう。」と言われ ました。まさにその通り。夜暗い中犬を連れた人が結構いました。snobbish パリジャンが集まる区ですから、本当に他人のことを気にしない。礼儀がない。

ということで、ちょっと気になったニュースを一つ(時事通信より)。

世界のホテル業者を対象とした旅行者高感度調査で、3年連続トップとなった日本。理由は「きれい好きで礼儀正しく、物静かな」というこ とでした。一方一番最低な国に選ばれたのがフランス!理由は「けちで無礼で外国語を話さない」ということだそうです。納得です。その中にどれくらいのパリ ジャンが占めているのでしょうか!?これを聞いた主人も本当無礼なフランス人が多いと嘆いていました(フランス人なのに)。

明らかに交通違反をしていて周りの人が注意 しても無視ですからね。この間ある女性が交差点で車を止めたまま携帯で話していました。後ろからやってくる車が曲がりきれず、何人かが注意するのですが、 知らん顔して話し続けていました。何度も何度もそれが続き、とうとうその女性は逆切れ。なぜそんなに自分勝手になれるのか理解ができず改めてすごい国だと 感じました。そりゃワーストワンに選ばれるわけだと再確認できた出来事でした。

日本の道徳心を忘れないよう生きていきたいです。

あ、でも礼儀正しいフランス人もいるということを忘れずに。これは比率の問題ですね。この国では無礼な人に出会う確立がとても大きいと いうことです。できれば出会わずに暮らしたいのですが、確立が高すぎて。。。主人いわく移民がとても多く教育が行き届かないのも原因のひとつではないか と。いろいろ問題がありそうです。たまにいい人に出会うと逆にものすごく感動できますが。。。

フランス人も花粉症

長いヨーロッパの冬が終わり暖かく明るい春がやってこようとする時期、ウキウキする気持ち半分、憂鬱な気持ち半分で過ごす人は少なくないはず。そ う、毎年日本でも話題にされる花粉症の季節です。

私自身日本にいる頃、大変悩まされました。特に目がかゆくなり、鼻が詰まったりして、、、。それからフランスに移り、おそらく植物の種 類が変わったからでしょうか、症状はかなり軽くなりました。でも、私の場合花粉に対する許容量が小さいのでしょう、毎年確実に目のかゆみが広がり、今年はくしゃみの数も増えたと思います。

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フランス人も通りでよくくしゃみをしたり、鼻をブーっとかんでいる人が目立ちます。主人も花粉症ではないのですが、天気のいい日には花粉が飛んでいるのを感じると言っています。日本だとマスクしたりして予防ができるのですが、こちらはマスクをつけると重症患者と思われるそうで、外でつける人はいませ ん。目薬も日本のように簡単に薬局で買えるというものではありません。医者からの処方箋が必要になります。外出するときは、花粉を吸い放題ということにな ります。

こういった状況で、フランスでも年々花粉症をはじめいろんなアレルギーにかかる人が増加しているそうです。

植物、動物、食品などが原因で喘息、花粉症、鼻炎、結膜炎、湿疹などの症状が広がり、現在フランスでは千五百万人が何かしらのアレルギーにかかっているだろうとされていてるそうです。またフランス人の40%がこういったアレルギー症状をもつ可能性を持っているとも言われています。

生活水準が上がり衛生に対する関心が強まる社会では人間は抵抗力を失い、また医学の発展や抗生物質の過度の使用により免疫システムが本 来のように機能しなくなってしまった、というのがよく言われる現代人の特徴ではないでしょうか。

食生活の点から見ると、食事の準備に費やされる時間が減り、惣菜などできたものを利用するケースが増え、そのことがさらに消費者をアレルギーにかかりやすくさせる要因になっているそうです。フランス人は世界各国のさまざまな料理を食べるようになり、時にエキゾティックなスパイスや果物でアレルギー反応を起こす人もいるそうです。食品アレルギーについて言えばフランスでは5年で2倍に膨れ上がったそうです。

住居問題では、我々の住む居住空間はどんどん小さくなり、またしっかり隔離されいつでも暖かく保たれるようになりました。そのことで湿 度も上がり、ダニが住みやすい環境を作り上げてしまいました。さらにはペットを飼う人も増え、今日では2世帯に1件以上が動物を飼っている計算になるそう です。特にパリはどこを見ても犬犬犬ですからね。

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食品アレルギー:フランスでは二百万人が食品アレルギー症状を持っている。大人よりも子どもに多く、15歳まで の子どもは動物が元になっている食品、大人は逆に植物性の食品でアレルギーにかかることが多い。(卵白、牛乳、落花生、魚)

花粉症:フランス語ではrhume des foins(干草の風邪)、英語では hay fever(干草熱)とか専門用語でpollinosisというのがありますね。英語で花粉を pollen、フランス語でpollensと呼ぶところから来ているのでしょう。フランスでは人口の25%がかかっているとされ、毎年全ての年代において患者が増えているそうです。

動物アレルギー:フランスの人口の約2.5%がこの症状を持っています。一番多いのが猫アレルギー、そして一番強い症状が現れるのが馬やげっし動物(ねずみやウサギ)だそうです。

フランスも、日本のようにさまざまなアレルギーに悩む人がたくさんいるということですね。生活が豊かになったはずなのに病気が増えるなんて皮肉なことです。帰ったらうがいと手洗い、だけどそれが免疫力を下げているともいえるし、、、。難しい。 (以上参考:Directsoir)

フランス人は犬がお好き

フランスというかパリは本当に犬ばかり。これまで猫を見たのは2回くらいでしょうか(猫は南仏ですね)。でも犬は毎日目にします。たまに大きな犬とすれ違うときにドキドキしたり。いろんな犬がいます。

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Dog’s Bar : オペラ通りから少し細い路地に入ったところで見つけた犬のバ-です。

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建物の中には人間用のバーが。

町中の通り、公園などはもちろん結構なのですが、日本では考えられないような所に、こちらは平気で犬を連れて行きます。まずスーパーで 犬と一緒に買い物をする人。なんとなく野菜やお肉コーナーの近くでは見かけたくありません。お店の入り口などによく犬がつなげてあってうろうろしているのを見ると、日本だと不衛生に感じられますが、フランスではOKらしいです。チーズに犬のしっぽがあたっていたり…。

また一度耳鼻科にいった時の話ですが、そこにも犬と一緒に来ている患者さんが。こちらでは病院へ行く前に、医者が開いている個人のオ フィスへ出向き検査をしてもらうのですが、そうはいってもいろんな器具が置いてあり、一通りのチェックを受けるわけですから、そこに動物がいるなんてまず 考えられません(日本人には)。

健康診断で行ったドクターオフィスには犬が2匹。お医者さんが飼っているんです。犬が寝転がっている部屋で、「はい、服脱いで」と言わ れ、本当にここで検査するのかしらと思ったこともあります。

カフェやレストランなどでも、もちろん見かけます。制限の厳しいところには入り口に「犬はお断り」というステッカーなどが貼ってありますが、でも食べる所で犬にうろつかれてはやはり気持ちのいいものではありません。マクドナルドで朝パンケーキとコーヒーで朝食をとっていたところ、犬を連 れた中年の男性が「何てことだ」と言って立ち上がり店を出て行きました。その後尿の臭いがプーンと。床を見るとやはり液体が…。

地下鉄では、小型犬で、かばんなど何かに入れて運んだりする場合など制限つきで乗車を許可されているそうです。しかし、それもあってないようなもの で、大きな犬が満員の電車に入ってくることもしばし。

以前あった話ですが、ある乗客が大きな野良犬のような犬を乗せてきました。その犬はロープで作った首輪でつながれ、口にはかまないよう にカバーがしてありました。入ってくるといきなり他の乗客の買い物袋をかぎだしたり、床に寝そべり始めたりして、しまいにはある乗客の体につきまといだしてしまいました。もちろんその乗客は怒り出したのですが、その犬と飼い主はまったく平然としていました。まず第一にどうしてこんな犬が乗車できたのかが不 思議でたまりません。狭い電車の中の空間で、べビーカーにのった赤ん坊なんかもいるのに。不思議。実際犬に襲われるという事件も起こっています。気をつけ ましょう。

そして、パリの大きな問題の一つが、その犬の糞尿です。道のあらゆるところに犬の落し物があるので、パリに来たら下を向いて歩かないと 本当に危険です。飼い主も処分しようなんて気はまったくありません。それが当然のように思っているようです。数年前には市が犬の糞処分に大きな吸引機のつ いた車で掃除をしていたらしいのですが、そうすると飼い主が全く責任感を感じず、悪循環ということで廃止になってしまったということです。

観光客で賑わっているような所では、お店の人が掃除しているので(お気の毒に)、旅行で訪れるくらいなら「あこがれの風景」は「あこが れ通りの風景」。でも実際住んで生活し始めると見たくないものまで見えてくるものです。

この間は横断歩道の上に糞が山のようにあったなあ(汚くてすみません)。なぜ横断歩道のど真ん中にそんなものが残されているのかが不思 議でたまらないのですが。朝起きて外出する時、アパートの目の前に糞が落ちているのを見るのも気分が悪い。でも犬が目の前で用を足しているのを見るのは もっと気分が悪い。隣の犬はアパートのエントランスホールで糞をしていくし。それをそのままにしておく人の考えも理解できない。誰かが糞を踏んでしまった 跡は、またこれもグロテスク。何とか靴から取り除こうと数メートルにわたり糞のパレード。それが複数の人間になるとその周辺はたちまち危険地帯に(汚くて すみません)。

ちゃんと躾のいっている犬は本当に賢いんですけどね。かわいい犬もたくさんいるし。私個人もどちらかというと犬派なのでいろんな犬を見 かけたりするのは楽しいと思ってます。やっぱり飼い主の躾からですね。

moncaca
住宅街で見つけたサイン。[JE RAMASSE ] (私は拾う)なのですが、
誰かが落書きを。[MON CACA](私の糞)

***対策としては、パリでは犬の糞を回収しないと最高450ユーロの罰金がかかることになっています。犬のフンで汚れた通りをきれいにしようとパリが3年にかけて犬の飼い主に訴えかけてきた結果、60パーセントの飼い主が犬のフンを拾うと答えました。ちなみに毎日出される犬の排泄物は 16トン(2005年)

***2009年、路上の糞に対する罰金制度が、うまく行っているのかどうか疑問に思う今日この頃。また最近ひどくなってきているよう な。そこでパリ市から出されたこんな広告を発見。


《汚い?パリも同じだよ》
クリックすると拡大しますが、かなり汚いので要注意

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ペット問題

フランス人のお金の使い方

フランスにいてよく不思議だなあ思うのは、多くの人がレストランでランチ、ディナーをしていること。安くはないメニューを毎日食べています(ランチ に20~30ユーロ/一人)。また、フランス人はショッピングが好きですね。日本人もそうですが。でもこちらではリッチな社会層だけでなく、中級層以下の人たちもかなり大量のショッピングをするのに驚きます。失礼とは思うのですが、どこからお金が出てくるんだろうと。秘密があったら教えて欲しい。

そして、ある日うちの主人に、「フランス人は税金いっぱい取られるし、リッチな人は一握りなのに、何でこんなにたくさんの人が大きな買い物ができるの」と尋ねてみました。すると、主人はズバリ「フランス人は貯金しないんだ」と。

そしてもう一つの要因は、子どもが20歳、30歳過ぎても親と暮らすパリジャンが多いこと。いつまでも親に面倒を見てもらっている人が多いんだそうです。

パリジャンは、このように日本人のように貯金するというような意識が薄く、毎日の生活ができればいいと思っているのだそうです。それを 証拠付けるかのように、LE FIGARO(フィガロ紙)でこんな記事を見つけたので、訳してご紹介します。

タイトル :
『2500ユーロ稼ぐフランス人は娯楽ショッピングに一ヶ月で959ユーロ費やす(参考:アパート家賃でだいたい1000ユーロ)。』

shopping

あるフランス人たちは楽しみのために毎月平均して942ユーロを使う。

フランス人は切り詰めた生活などしない。MediaEdgeによって調査された結果によると、娯楽の支出に毎月平均942ユーロは最低 費やすという。また毎月の収入が1500~3000ユーロにあたる家庭に基づいてなされた調査では、義務的な支出(食費、税金、クレジット)などから解放された層であるため、劣等感が解消され気持ちが楽になり、娯楽にお金をかける傾向にあると伝えている。ちなみに、1500~2000ユーロ稼ぐ層では 473ユーロ、2000~2500ユーロ稼ぐ層では959ユーロ娯楽消費にまわされる。

もしこの傾向が追い風にあるのならば、軽率には受け取めてはならない。なぜなら79%のフランス人は徐々に彼らの出費に注意を払うよう になっていると認めている。彼らのうちの2/3が支出削減のためさまざまな工面やりくりをしようとしている。ショッピングの内訳を見ると、マルチメディア 商品(21%)、衣類(19%)、旅行(15%)、家庭/日用品(12%)、趣味/教養(10%)、アクセサリー/美容(8%)。

娯楽が何よりも一番。Ipsos Public Affairsの調査によると、インタビューを受けた2/3の人々が、痛い出費だと思う(31%)よりむしろ楽しみとして衣類やアクセサリーを買う (65%)と答えている。15歳から24歳にあたる若者(80%)、女性(78%)につづき、男性の二人に一人以上(52%)がこの娯楽趣味を肯定的に受 け止めており、彼らにとってこういったアクティビティは時に中毒症状のようなものにもなる。またステレオタイプを崩すかのように、フランス人はブランド商 品に興味を持たず、彼らの10人に8人(81%)が自分の欲しいものと予算に応じて買い物をすると答えている。

本のような趣味/教養に関する商品に関しても、娯楽が一番の理由となっている。La Sofresの調査では66%のフランス人が気晴らしのために本を購入する一方、たった8%が自己啓発のためだと強調している。1955年の調査では、そ のパーセンテージは、それぞれ46%と14%。さらにインターネットのおかげでさまざまな商品がネット上で購入されている。そしてその数は止まることを知 らない。Mediametrie/Netratingsによると、2007年第一四半期の時点で、17.900.000人がネットで少なくとも一度は商品 購入を行っている。一年で19%の増加。とりわけこのことはアクセサリーや衣類購入に関して当てはまり、54%のフランス人が実際購入したと答えている。

(以上、LE FIGARO(フィガロ紙)より 訳:aki)

娯楽だけでこの出費だから、食費や光熱費なんか加えるとどのくらい残るんでしょうね。それも毎月の平均ですよ。それに家賃はパリではかなり痛い出費だと思うので、見栄のためとはいえ、パリジャンのやりくりはすごい。もちろん純粋に、娯楽を楽しもうというフランス人の娯楽精神も考えなければなりませんが。

フランス人のイメージ

先日ある英字新聞を読んでいたらこんなおもしろいジョークを見つけました。

アメリカ人、イギリス人、ドイツ人、イタリア人、フランス人そして日本人について、それぞれの国民性をおもしろく表現しているジョークです。

French image
The Japan Times より

“A sinking liner”

The captain urges the passengers to dive into the sea.
He says to the American man , “you will be a hero if you do it.” ;
to the British man, “you will be a gentleman.” ;
to the German guy , “this is an order to jump.” ;
to the Italian man , “you will be loved by many women later.” ;
to the French man, “don’t jump” ;
and to the Japanese man everyone is jumping!

沈没しかけている船

その船長は船を早く離れるよう乗客を促している。
アメリカ人には 「ヒーローになれるぞ」 と ;
イギリス人には 「紳士になれるぞ」 と ;
ドイツ人には 「飛び込むことが規則である」 と ;
イタリア人には 「女性たちがみんな愛してくれるぞ」 と ;
フランス人には 「飛び込むな」 と ;
そして日本人には 「みんな飛び込んでいるぞ」 と。

アメリカとイギリスそしてイタリアについてはすぐ理解できたのですが、ドイツとフランスがいまいち。そこでうちの主人にどういうイメー ジなのか聞いてみることに。フランス人(もしくはヨーロッパ人)が持つドイツ人のイメージとは、「規則に従って厳格そして勤勉」ということらしいです。そ してフランス人の “飛び込むな” という表現の裏に隠された意味とは,「フランス人というのはいつも言われたことと反対のことをする国民」ということだ そうです。なるほどー、確かにフランス人て何を考えているのか分かりにくいところがある。わが道行く個人主義ですからねえ。ちょっとひねくれていそう。う ちの主人いわく、フランス人は周り(ヨーロッパの他の国)からそう思われているんだそうですよ。

そして、日本人。「みんながしているから自分もしなきゃ」、なんか痛い皮肉ですね。

つまり、フランスと日本というのは考え方の点において正反対ということになります。日本だと何が人気ではやっているのかすぐ分かるけれど、フランスにいると何が人気で何がはやっているのかというのはとても分かりにくい。なぜなら日本では「これが今流行」なんて言葉を聞くと、みんな同じ ファッションで同じ食べ物を食べはじめる。とても分かりやすい。そうでないことがかっこ悪いような気までしてくる。一方、フランスでは、「今これが流行」 なんて言葉さえ普段見ることはないような。他人を気にせず自分流をもっていて、自分がかっこいいと思えばそれでいいし、他人から何か言われたとしても気にすることはしないでしょう。そう、「これが流行」なんていわれると逆に敬遠するかもしれませんね。そしてみんなが知らないようなことに対して価値を見出す国民性だと思います。

*ここでご紹介したジョークの載った本を後日発見。世界で日本人がどんなふうに見られているのか、また他の国々の国民 性をうまく表現したジョークが他にもたくさん。ジョークを読んで世界の文化、お国柄が見えてきます。おすすめの一冊(とてもおもしろかったです)。

book
中公新書ラクレ
著 早坂隆
「世界の日本人ジョーク集」

さて話題を変えて、フランス国内に目を向けてみましょう。日本でも九州、関西、関東、東北というように、フランスにもそれぞれ地域によってカラーというものがあります。

まずフランス人が見る【パリジャン】とは、プライドが高く、冷たくて、浅はか。外見的には青白くて ひょろ長い。地方出身者からなるパリのサッカーチームの選手でさえ、パリでプレーするのが嫌いだとか。

そして、パリジャンは地方出身者を田舎者扱いし、彼らのフランス語アクセントを笑い、低レベルだと思っている。パリはフランスではなく パリなんです。 パリに来るならも参考に。

では他の地方のイメージはというと、、【南仏】は、怠慢で、大げさ、【ブルター ニュ地方】(フランス西部)の人は頑固、【コルシカ人】は、短気で怠慢。(あくまでもイメージなので全てが当てはまるわけではありません。)

さらに目を広げて、フランス人の見る他国イメージです。まずお隣スイスの人々はスロー。またベルギー人はいつもフランス人に馬鹿にされています。個人的にはベルギー人の方が賢い人が多いと思うのですが。道徳心もあって。ドイツ人は先に書いたように勤勉。イギリス人は味覚なし、でもエレガ ントでユーモアのセンスがある。たまに気取りすぎて男性が女っぽいことも。イタリア人は、うるさい、おしゃべり、ずるがしこい、そして男性はマッチョで女性を少し見下ろしているところがある。スペインはプライドが高く、いつも外でパーティをして騒いでいる。ポルトガルは貧しい国だが、働き者である。

またイタリア人とフランス人についてこんな言葉があります。A Frenchman is an Italian who forgot to smile. 「フランス人とは笑うことを忘れたイタリア人」 同じラテン系でよく似ているのかな。

そう周りから見るフランス人のイメージとは、プライドが高く、ずるがしこく、個人主義。

うちの主人はコンピューター専門で日頃から海外とのやり取りも多いのですが、そん中、フランス人であることを痛感することが多いそうで す。例えば、何か協力してもらったことに対してあるカナダ人に”thank you”と言うと、「フランス人なのに珍しいな」と言われたそうです。なぜ珍しいのかと尋ねると、「フランス人ってだいたい意地悪な人が多いから」と答えたそうです。

またこちらはロイターニュースで見つけた話題。「オランダ人から見た「礼儀正しさ」アンケート調査で、マナーの悪さ1位に輝いたの はロシア、そしてフランスが2位。オランダは自らを3位に。一方オランダ人が選んだ、マナーの良い国は、スイス、スカンジナビア諸国、ベルギーが上位に (ロイター通信/2006年)」。

そしてこちらもフランスのニュースから、失礼なパリジャンという話題。「パリ観光局では、パリジャンの観光客へ対する対応が「無礼」と 批判され、外国人旅行者に親切にするように啓蒙するキャンペーンを繰り返してきている」ということです。(ロイター通信/2007年)

では最後にフランス人の見る日本とは。

日本に対して肯定的な人の意見は、「近代的、清潔、伝統的」、否定的な人は「長時間労働、自殺の多い社会」。あとよく聞くのは、日本人は世間知らずなので、何かとだましやすいとか。この点ではかなり被害を受けている日本人も多いのではないかと思います。言葉の壁もありますし。皆さんだまされないよう気をつけてください。

また最近ではアニメの影響がかなり強いですね。日本に行ったことのないアニメ狂フランス人の中には日本をアニメのような世界だと思い込んでしまっている人がいます。テレビで見たレポートの中では、テレビアニメのコスチュームを着てパリの中を歩き回る女性だとかが目撃されています。そういう人たちは、日本と同様とにかく非現実的で、フランスでもオタクが広まりつつあります。「漫画が好きだから日本語を勉強したい」くらいならまだいいのです が、「アニメの世界で暮らすために日本人と結婚したい」と言っていたフランス人女性には驚きました。中にはそれを社会に適応できない幼稚な習性だと感じる外国人も多いようです。もっと他にもたくさん日本の良い文化を伝えていきたいものです。