プロヴァンスの生活
一年中太陽が輝き、陽気な人が多いプロヴァンス。
私は現在パリに住んでいますが、主人がマルセイユ出身のため、年に何回か南仏へ足を運びます。パリからTGVで3時間ほど。電車の窓か らは広大な平野がずっと続きます。牛がいたり馬がいたり。
そんな風景を数時間眺めた後、ようやく青い地中海が目に入ってきます。そしてスカッと晴れ渡る青空で気分も一新。
同じフランスだけれども、その土地によって本当に雰囲気が違い、人の気質も変わります。
では、私のプロヴァンス生活をご紹介。ある週末をマルセイユで過ごしてきました。
ここがマルセイユの家です。
おじいちゃんが昔、花屋さんをしていたので
かなり広い庭があります。
ここで昔は花を栽培していたとか。
庭には、季節によっていろんな花が顔を出します。
ある時は、一面黄色に、ある時は真っ赤に。
そしておもしろいのは、
夕方になると花が閉じ、
朝起きるとまた一面黄色かったり真っ赤だったりと、
とても感動的な光景なんです。
そしてそんな庭の中でのんびりと一日を過ごすのです。
おばあちゃんとお母さんは雑誌を読み、
お父さんは新聞、そして主人は日光浴。
そのうち、サッカーをしたりバドミントンをしたり。
そしてプロヴァンスの人はとにかくおしゃべり。
話題に尽きることがないのです。
ずーっとしゃべっています。
おかげでよいフランス語トレーニングになるのですが。
プロヴァンスは夏暑くても、湿気がないので
木陰は意外と涼しく、
アルプスから吹く風で癒されます。
逆に冬は、太陽が輝き
庭での日光浴は最高。
また庭の中には、いろんな花々が一年中咲いています。
プロヴァンスといえば、ラヴェンダー。
摘みたてのラヴェンダーの香りは最高。
ラヴェンダーの隣には
Tyme(タイム/フランス語ではタム)というハーブが。
お母さんがお料理に使います。
そしてこちらは
お父さんとお母さんが育てている花々。
写真右のジャスミンはいい香りがします。
左はハイビスカス、右はアジサイ。
アジサイ、そうここにはエスカルゴもいっぱい。
私の天敵です。
昔、おばあちゃんは、庭でエスカルゴをつかまえて食べていたそうです。
今はもう食べないそうですが。
主人も、苦手で、
以前おばあちゃんの家の風呂場にエスカルゴが
いっぱいいたのにはギョッとしたそうです。
おばあちゃんはお風呂場でエスカルゴを洗っていたそうです。
今は、私のためにエスカルゴハントしてくれています。
そしておなかがすいたら、
みんなでテラスでアペリティフ。
オリーブをつまみながら。
この日のメインはお母さん手作りのサーモンキッシュ。
上にかかっているハーブはシブレット。
今まで食べた中で一番のキッシュ!
庭の中には、もう一人住人が。
フィフィという猫です。
ある日、ある猫が子猫を連れてこの家の前に立っていました。
そしてそのお母さん猫は、周りの様子を見てから、
その子猫を置いて去っていきました。
その子猫がこのフィフィです。
きっとこの家の人ならちゃんと育ててくれると思ったのでしょう。
最初はなかなか なつかなかったフィフィ。
そのうち家の中にも自由に出入りするようになりました。
たまに家のドアの前に、トカゲやねずみの死がいが置いてあるんだそうです。
えっと、思うかもしれませんが、それはフィフィからの恩返し。
いつもえさをくれる飼い主へのお礼なんです。
私達はたまにしかマルセイユに行かないので、
まだまだ警戒心があるようで
遠くからしか写真をたらせてくれません…。
パリは犬、南仏は猫。
住み分けているのでしょうか。
庭でのんびりこのフィフィの話題を中心におしゃべり。
虫や鳥に追いかけられたり、
笑いをもたらしてくれるアイドルです。
どうやら隣に住んでいるおじいちゃんの家のシェパードと
縄張り争いをしているようで
その様子がまたおもしろい。
こんなふうに、マルセイユに行くと、まる一日庭で過ごしたりします。冬でも、お天気いいですからね。おいしいものを食べながら、おしゃ べりして、思いっきりおなかのそこから笑ったり。なんでそんなにたくさん話すことがあるんだろうと思うくらい。たまにエキサイトして、親子喧嘩?と思った りするけれど、その後は一緒に笑っていたりと、ストレスがたまらないはずです。フランス語が聞き取れるようになるにつれて、徐々に会話にも慣れ、一緒に笑 えるようになってきました。



